ABOUT
日本血管不全学会は、血管内皮・平滑筋・代謝機能障害を包括した「血管不全(Vascular Failure)」の病態の解明、血管機能検査の標準化、診断基準の作成、有効な治療法の確率を目指して、臨床に直結する研究発表や議論を行い、広く医学の発展に寄与することを目的としています。
FMDとは?
血管内皮機能検査(FMD)は、超音波検査装置を用いて、上腕部の動脈に圧迫を加えた後の血管内皮機能の回復を測定することにより、血管内皮機能を評価する検査です。血管内皮機能は、血管の収縮・拡張を調節する重要な役割を果たしており、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの疾患の発症に関与しているとされています。
CONFERENCE
BOOK
血管不全の生理学的診断指針
本学会では、血管内皮障害、血管平滑筋機能障害、血管壁代謝異常など動脈硬化の進展に関わる血管の障害を包括的にとらえる「血管不全」という概念を提唱しています。
今回発刊した「血管不全の生理学的診断指針」は、日本循環器学会との合同編集により、血管内皮不全の指標としてFMD,RH-PATの,血管平滑筋不全の指標としてPWV,CAVIの正常域、異常域、境界域の基準を、日本語でまとめたものです。